記念シンポジウム
「古今城下町〜次代への継承」

場所：県民会館大ホール
時間：11時30分〜12時45分（受付：11時20分より入場可能）

概要

　平成27年、松江市民の悲願であった松江城天守の国宝指定が叶いました。

　これは、直接的には松江城の建築年代を明らかにした祈祷札の発見によって実現したものですが、その背景には、行政や市民が国宝指定に向けての取組を行ってきた事があります。

　今回の全国城下町シンポジウム松江大会では、先人から引き継いできた「叡智」、即ち優れた知恵や技術を今後もしっかりと引き継いでいく事を狙いの一つにしております。大会の基調となる記念シンポジウムとして、松江城の築城に纏わる歴史的背景を振り返ります。

　当時の最先端の技術で作られた松江城から叡智を感じ、そして、これからの私たちが次代へ継承していく叡智を考えるシンポジウムと致します。。

　松江歴史館の館長他、数多くの歴史に関する役職に就く松江の歴史の大家である藤岡大拙氏に、シンポジウムの前半で、基調となる講演をしていただきます。

　松江城を築城した堀尾氏ですが、当初は月山富田城に入城し、その後に松江に移りました。月山富田城で使われていた木材の一部は、松江城に使用されているという事実もあります。

　松江城の歴史的背景について、尼子氏を起点に掘り下げていただき、私たちが普段何気なく目にしている松江城の「叡智」を学びます。

　「キングオブコント2017」優勝、「M-1グランプリ2017」決勝進出など、数々の賞レースでの優勝・上位進出に輝く人気と実力を兼ねそろえたお笑いコンビ「かまいたち」のお二人をゲストとしてお招きします。

　山内氏は松江市の出身、濱家氏は大阪市の出身です。シンポジウムの後半では、藤岡先生のお話をもとに、内外から見た松江城にまつわる「叡智」をお二人と一緒に、楽しく掘り下げていきます。