御礼

第37回全国城下町シンポジウム松江大会は、無事閉会致しました。多方面からのご支援ありがとうございました。

大会の様子や報告についても、今後随時更新をする予定です。(ダイジェスト:動画 大会1日目 大会2日目 大会3日目)

大会概要

大会スローガン・シンボルマーク

開催趣旨

 城下町には叡智(えいち)があります。

 全国各地の城、そして城下町は当時の最先端の技術や考え方により作られたものです。そして、いつの時代にも、その地域に住む人々の知恵や技術によって発展し、歴史的建造物や町並み、多くの文化が作られてきました。

 それぞれの城下町に残る優れた知恵や技術、すなわち「叡智」を次代に活かす事、それが、今私たちに求められています。

 先人の叡智によって作られた城下町には人々が集まり、そして、集まった人々の新たな叡智によって更に魅力的なまちへと発展してきました。第37回全国城下町シンポジウム松江大会は、城下町に連綿と続くこの系譜を感じ、今後のまちづくりに繋がる大会を目指します。

 松江の叡智を感じてください。

 松江には、不昧公(ふまいこう)の名で親しまれる、第7代松江藩主、松平治郷が説いた茶道の心があります。更に不昧公は、名物茶器を体系的に記録した「古今名物類聚(ここんめいぶつるいじゅう)」を著し、茶道の文化を次代に向けて継承した事でも知られています。茶道の文化は、不昧公の没後200年となる2018年の今もなお、時代と共に形を変えながら色濃く残る、世界に誇る叡智です。

 「客の心になりて亭主せよ。亭主の心になりて客いたせ」不昧公が説いた茶道の心得、おもてなしの心です。私たちは「客の心となりて」全国の仲間をお迎えします。

 城にふれ、まちにふれ、そして茶道の心にふれ、松江の持つ可能性、城下町の可能性を感じてください。

 次代へ向けて叡智を創造しましょう。

 全国城下町シンポジウムの歴史と共に、日本の地方を取り巻く環境は、バブル経済期から現在のデフレ・人口減少局面に至るまで、多くの変化がありました。

 長い歴史の中、変化の波にのまれて埋没していく地域のある中で、私たちの城下町は、時に変化を受け入れ、時に変化に抗い、個性的で魅力的なまちであり続けています。

 次代に向けて、共に叡智を創造し、継承する事で、私達のまちを更に魅力的なものにしていきましょう。


ご挨拶


主管LOM理事長 古藤 雅之

 古くより、雄大な宍道湖や松江城を取り囲む堀川、さらには日本海へと繋がる大橋川や中海などと共存してきたことから、松江は「水の都」として人々に親しまれてきました。松江城はその水の都を眺めるかごとく、400年以上の時を超えた今でも我々市民の誇りとして存在し続けています。その松江城と松江城を中心とした城下町を舞台に、第37回全国城下町シンポジウム松江大会を主管させていただきます。

 2015年には、松江市民にとっての悲願であった松江城の天守が、国宝として指定されました。そして、日本だけではなく、海外の人々からも松江城を更に認知して頂けるようになり、多くの観光客で賑わいを見せています。しかし、この現状の背景にはまだ課題が山積しています。今後のまちづくりを考えるうえで、長きに渡りこのまちのために運動を展開してきた我々青年会議所こそが担う役割だと強く思い本大会を構築していきます。

 先人の築き上げた松江城と松江の城下町は当時の技術の粋を尽くした結晶です。また、不昧公(ふまいこう)の名で親しまれる、第7代松江藩主、松平治郷が説いた茶道の心は今でも広く松江市民に根づいています。このような技術や知恵、すなわち「叡智」を次代に活かす事こそ今我々に求められていると考え、大会スローガンを「叡智 ~古今城下町、次代への継承 ~」といたしました。

 先人の叡智を学び、そして未来に向けた叡智を共に創造し継承していくことで、我々の住む松江市をさらに魅力あふれるまちにしていきたいと思っています。

 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

Generic placeholder image

実行委員長 内部 高志

 松江には、不昧公(ふまいこう)の名で親しまれる、第7代松江藩主、松平治郷が説いた茶道の心があります。2018年という年は、その不昧公の没後200年にあたり、その功績を称えた様々なイベントが開催される予定となっています。

 松江城が国宝指定された事と相まって、2018年は城下町としての松江にとって特別な1年となります。その様な中、第37回全国城下町シンポジウム松江大会の主管をお預かりできる事に喜びを感じるところです。

 築城にせよ茶道にせよ、これらは当時の最先端の技術や文化です。城下町に暮らす私達にも、新しいことについて積極的に挑戦し最先端を進んで行く精神が宿っていると信じています。

 松江大会では、私達も城下町の特性を活かしつつ、新しいことに挑戦して未来の人々に何かを遺して行く、そのような事業を行っていきたいと思います。

 また、皆様方の中には、隣接市である出雲市にある「出雲大社」、松江市内にはあるものの市外からは離れている「八重垣神社」「風土記の丘」といった名所に関心をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。日程等もしっかり考えて大会を構築していき、皆様には是非とも島根・松江を満喫していただきたいと思います。

 松江青年会議所一同、最高のおもてなしで皆様をお迎えすべく、準備を行って当日を迎えたいと思っております。第37回全国城下町シンポジウム松江大会への皆様のお越しを心よりお待ちしております。

Generic placeholder image