御礼

第37回全国城下町シンポジウム松江大会は、無事閉会致しました。多方面からのご支援ありがとうございました。

大会の様子や報告についても、今後随時更新をする予定です。(ダイジェスト:動画 大会1日目 大会2日目 大会3日目)

目黒のさんまのお殿様は不昧公だった!?
落語で楽しむ不昧公と茶の湯の文化


場所:県民会館大ホール
時間:13時30分〜15時10分(受付:13時より)

概要

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 前半では、古典落語で有名な、時に主人公のお殿様を不昧公として演じられる事もある「目黒のさんま」をお楽しみいただきます。

 落語は同じ演目でも、噺家によって演じ方が違うのはもちろん、解釈も様々ですし、現代風にアレンジが行われることもあります。しかしそこには、当時の身分制度や食文化、地理的な知識等の背景があります。

 後半には前半の落語を受けての座談会を設けまして、桂文治師匠にもゲストコーディネーターに加わっていただきながら、地元の歴史研究者と料理人の方にパネリストとしてご参加いただきます。座談会では「茶の湯の文化」「文化の継承」をキーワードに、大会のスローガンにもある叡智の継承について考えていきたいと思います。

出演

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第11代 桂文治 氏

 「目黒のさんま」をご披露頂く、200年以上続く大名跡「桂文治」の当代です。

 NHK新人演芸大賞をはじめ、様々な賞を受賞され、平成24年に「桂文治」を襲名されました。公益社団法人落語芸術協会の理事もおつとめになっています。

松江歴史館

 松江城の東側にあり、かつては家老屋敷のあった場所にある、松江の歴史を学ぶ拠点です。更には、喫茶店やショップもあり、観光を楽しむための拠点でもあります。喫茶店では現代の名工である伊丹二夫氏の創作も見学や生菓子の購入も出来、松江の和菓子文化の体感も出来ます。

 日本3大船神事であるホーランエンヤに関する事柄も、隣接する「松江ホーランエンヤ伝承館」にて展示されています。

 事業後半の座談会において、茶の湯の文化という叡智を遺した不昧公(ふまいこう)の専門家である、松江歴史観の学芸員に加わって頂き、歴史研究の視点からお話をしていただきます。

松江郷土料理研究会

 松江郷土料理研究会は、地元素材を利用した郷土料理を開発し、観光の振興を図る事を目的に活動されています。

 とりわけ、松江の若手調理師による料理発表会を開催される等、若手育成を担い、地域の食文化の継承にも大きく寄与されています。

 茶の湯の文化の中で重要な役割を果たす「食」の継承について、実際に現場で活躍される調理人の方にお話をうかがいます。